SEOの裏事情
では今日の本題。
検索順位はどうやって決まるの?SEOの定説とは?
についてです。
これまでのSEO対策は
① 内的施策
② 外的施策
によって行われてきました。
1. 内的施策
文字通りサイトやホームページの内側の対策。
具体的にはTOPページをはじめ各ページ(html)のタイトル、キーワード、ディスクリプション、h1,h2と呼ばれる見出しテキスト、そして本文テキスト内に適正なキーワードを埋め込むという作業を行います。
この作業はHTMLというホームページのファイルを制作する際に、コーダーと呼ばれるhtml記述者が行うのが一般的です。
この作業は、定期巡回する検索エンジンのクローラー(検索ロボット)に、「うちのサイトはこんなサイトですよ」と分かりやすく伝えるための記述です。厳密にいえばこの作業自体はSEO対策ではなく、HTML制作の正規記述項目ですね。
そして、ページの文字量やキーワードの出現比率、サイト内リンクなど定説といわれてきたセオリーを頼りに、ページ内のコードを適正化していきます。
具体的な内容については専門的になるので割愛しますが、このセオリーは何十項目もあり、正直何が正しいのかは誰もわからず、ただ皆がそうしているからという右に倣え的要素も多分にあります。
2.外的施策
これはサイトの外的な要因のことで、具体的には被リンクの質と量の確保になります。
被リンクとは、他のサイトからリンクを張ってもらうということ。
リンクを張るのは相手のサイトですから、こちら側では何もできません。
昔は「相互リンク」という手法が主流でした。こちらも張るからあなたも張ってくれませんか?とリンクを相互で張りました。今も継続されているところも多いです。
その後ミニ検索サイトというリンク集サイトのようなものに一括登録するようになりました。代表的なものにヨミサーチというのがありましたね。
これらはお金をかけずにコツコツ育てるような手法で、外的施策の定番でした。
そしてつい最近までは、100リンクいくらというようにリンクそのものが売買されるようになりました。
SEO対策はこの内的施策と外的施策によって結果が生まれるとされてきました。
検索エンジンはサイト内のキーワード等にもとづくコンテンツの把握と、そのサイトがいかに多くの人に支持されているか=被リンクの質や量、によって評価しているとされてきました。(厳密にいえばドメイン年齢などいくつかの別要素もありますが、ここでは省略)
よく、サイトのフッター部分にそのサイトと関係のないテキストリンクが小さく表示されているのがよく見られましたが、あれもこの定説にもとづいた対策手法でした。
そして、その定説がある時を境に一気に崩壊したのです。
Googleの検索エンジン独占化が引き金となって。
次回へ続く。