SEOの裏事情

 

4.ルール=仕様は常に変わっている

 

現在Googleは頻繁にアップデートを繰り返しています。

アップデートの実施は公表しますが、具体的な仕様は一切公開しません。

当然ですね。

そして、意図的なSEO対策を施そうとするものに常に警告を発しています。

インチキするなよ!と。

 

それではここで3つ目の「ホントの話」を。

 

Googleの検索において、意外と知られていないことがあります。

それは検索のパーソライズ機能。

なにかというと、Googleがユーザーの入力する検索キーワードを分析し、その人の特性を把握、もっともその人に合った検索結果を表示させるという機能です。

実はこの機能は5年以上前から存在していました。

以前はGoogleにログインしている時だけ実行される機能でしたが、2009年以降は検索すべてに実装されています。

つまり、人によって検索結果が微妙に違うのです。

この機能は、当時情報の偏りなどの懸念もささやかれたりしましたが、現在はすっかり定着しています。

同じキーワードを頻繁に入力していくとそのブラウザでは自然に上位表示されます。

 

これ、知ってると知らないじゃ大きな差です。

中にはこのことを知らないというSEO業者もいました。

また、この機能を逆手に取り、何も対策せずクライアントのPCで検索を繰り返し上位表示を確認させるという悪質な業者も見受けられました。

 

 

さて話を戻します。

Googleの大きな変革以降、WEB業界も変わりました。

まず、SEO業者が大分いなくなりました。

そして、本来のコンテンツに対する意識が再度重要視されるようになってきています。

それも、デザインやギミックなどの表現技法よりも内容自体にです。

特にそのページに書かれているタイトルや本文。

どこかのパクリではなく、オリジナルのものであるか。

画像もきれいなレンタルポジよりもオリジナル画像を。

他にはない、ここだけの内容、ここだけの情報とは何か。

そして情報の鮮度をどう保つか。

 

ようやく、本来のサイトのあるべき姿について考える時代が来たのかもしれませんね。

 

頻繁に変化する仕様を必死に追いかけるSEO業者もまだ存在します。

それ自体は悪いことではないのかもしれません。

研究する側がいてこそ、技術開発が進んだともいえます。

 

しかし、これからは王道を進むことをお薦めします。

王道とは小細工をしない、本来のサイト作りで正当にSEOを実現する。

 

いいサイトを作り、多くの人に支持され、検索でも結果的に上位表示されていく・・

この好循環こそが本来のSEOだと考えます。

 

また、検索順位に一喜一憂するのもとてもストレスになります。

Googleは常に仕様変更を行い、最適な検索結果の表示を追及します。

このGoogleに抗って自社サイトの順位を意図的に押し上げることはまず不可能です。

 

サイトへの集客、動員の手法はSEO以外にもたくさんの方法があります。

私たちはWEB施策と呼んでいますが、これは実店舗の販促活動と同様にいくつかの施策を組み合わせることで大きな成果を上げることが可能です。

このWEB施策については別の機会にご紹介します。

 

とにかく、お金を払えば安易に順位が上がるという考えはもう通用しません。

強引な手法で瞬間的に上がったとしても、その先に待っているのは恐怖のペナルティーです。

 

では、これからのSEOはどうすればいいのか。

 

最終回に続く。

 

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