SEOの裏事情
5.これからのSEO対策とは
いよいよ最終回。これからのSEOはどうあるべきか。
考え方については前回お話の通り。
インチキしないで王道を。
いいサイトを真面目に作りましょう。
それでは具体的な3つの指針を。
1.サイトのオリジナリティ
これはいいかえればあなたのお店、会社の差別化ポイントを改めて見つめ直すことでもあります。
人間は百人十色であるように会社やお店も、まったく同じということはありません。
ただし、経営者やオーナーの立場にある方は、自社の差別化ポイントを以外に見つけられないことも多いです。
自分の欠点に自分で気が付かないのと同じ。
なので、一度スタッフや社員と、差別化要素についてフラッシュミーティングしてみてはいかがでしょうか?
とくにパートさんとかアルバイトなどユーザーに近い立場の方の声を聴くと大きな発見もあります。
ヒントは意外にあなたの近くにあるものです。
2.運用を考える
情報は生き物です。当然鮮度もあります。
サイトは作って上げるではなく、常に新しい情報更新を意識する必要があります。
ちなみに神であるGoogleはサイトの更新頻度や内容を常にチェックしています。クローラーと呼ばれる巡回ロボットが目を光らせているのです。
そしてなにより、
サイトはたんなるチラシや会社案内の代わりではありません。
オウンドメディアという言葉にあるように、自社の広報媒体なのです。
少し前まではお金を払って広報していました。
今は自社媒体で常に発信できます。
ホームページではなく自社の広報サイトなのです。
3.すべてはお客様のために
サイトのコンテンツはそのサイトの魂。
ユーザーが面白い、なるほど、ためになる
どこまでそう思ってもらえるか。
一方的な宣伝文句はこの際後回し。
本音で語ってみませんか?
現代の消費者=生活者は情報の取捨選択にも慣れており、何が自分にとって必要かを見極めようとしています。
昔の安いよ!旨いよ!だから買って!
は通用しません。
それなら
思いをぶつけたらいい。
正直に言えばいい。
すべてはお客様のために。
私たちはなにができるのか。
それこそがあなたのお店・会社のオリジナリティに。
商売も、もうゴマカシは通用しない時代。
ユーザーと同じ目線で歩む時代。
なるほど。
Googleの示す道は商売の王道なのかもしれませんよ。
最後に、私が実際に手掛けた事例をひとつだけご紹介します。
1.ベネチアングラスショップのサイト
リニューアル前は一日のアクセス数は1~3人程度。ほとんどHPとして機能していませんでした。更新もほとんど行われず。
私が行ったことは次の通り。
・そのお店の差別化ポイントは何か、オーナーと徹底して話をする。
・オーナー自身も気づいていないポイントも発掘
・差別化ポイントを整理し優先順位をつける
・優先順位に従ってページを再構築
・ページ内文章、画像はすべてオリジナル作成
・デザインはオーナーの好みに合わせてシンプルに
以上でサイトをリニューアルし更新。
それから新入荷商品を必ずアップし常にサイトを更新
定期的に発送しているDMにホームページの情報を掲載
同時にWEB施策として月数万円程度の予算でリスティング広告を数か月実施。
それから半年。
アクセス数は1日100人以上
1キーワード「ベネチアングラス」にてTOP3に浮上。以降2年経過の現在、Googleのアップデートの影響も一切なく、上位を維持しています。
被リンク等は一切購入していません。
Yahooカテゴリーにも未登録
そして、サイトからの売上も順調に伸びています。
商品サイトですが、あえてカートを付けずにお問い合わせでの直接注文としたのも差別化のひとつ。
これまでサイトの更新など頭になかったご年配のオーナーが、今では何かあるとサイトへ・・という意識改革も。
それでは、まとめに入ります。
もう今までのSEO対策は必要ないの?
答えは、スパム的なSEO対策は一切不要です。
内的施策も文字数がどうたら、キーワードの出現比率がこうたらとか一切不要。ユーザー同様に検索エンジンにサイト内容を分かりやすく伝えるための補完なら、無いよりはあったほうが親切というレベル。
被リンクに関しても同様。
意味のない被リンク購入、IP分散とかの話はすべて不要。
実際のサイトテーマに促した相互リンクやYahooディレクトリなどへの登録のほうがまだまし。
今は、そのリンク先から本当にユーザーが来訪するのかどうかが重要であって、サイトの質や量自体にもあまり意味はありません。
SEOの本質は、
そのサイトのコンテンツにオリジナリティがあり
ユーザーにとって有意義であり
多くの来訪者があれば
何もしなくても自然に上位になります。
サイトを作り、多くの人に見てもらいたい。
ここが出発点。
多くの人に見てもらうにはどうすればいいか。
まずはSEO対策から。
これが今までの道筋でした。
これからのWEBは、
多くの人に見てもらうには、SEOに委ねない導線作り。
来てくれた人に、自然にブックマーク、紹介したくなるようなサイトに。
サイトの存在をWEB内で知らしめるためのWEB施策。
これが王道です。
意味のない、逆にペナルティの危険を伴うSEO対策からいち早く脱却して、本来の道を歩みましょう。
※拙い長文に最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございます。
お礼にご希望の方には、あなたのサイトを優先的に無料診断いたします(笑)
以下よりどうぞ。コメント欄に「レポート見たよ」と添えてくださいね。